先天的な性質や運命を見るのが命占、後天的な(環境、個人の意思、行動によって変動する)運命を見るのが卜占。
タロットは卜占です。意識や行動が作りあげた過去や現在、その人次第でいかようにも変わる未来を占います。 変えることのできる運命のみがタロットに表れるんだとしたら、タロットはちっとも怖いものじゃないですね。 タロットが教えてくれるのは、可能性です。 当たるも当たらないも、気持ちが作りあげる未来次第。 まあ、どのつく素人のアキのなんかさらに不確定要素満載だもんで。。。 てなわけで… ある方のプロポーズの決意を知りまして、 そりゃすごい!うまくいきますように!と応援するかたわら… どうなるのかな?とタロットに訊いてみました。 ヘキサグラムさん教えてください…ムニャムニャ。 ある方をAさんとします。お相手をBさんとします。 Aさんのここ最近の状況などは全く知りえないので、勝手な憶測。 Aさんは過去の「愚者の逆位置」をもって、プロポーズの決意を固めました。 Bさんに対して何か失言、失態でもあったのでしょうか? この恋愛の足場に不安を感じ始めました。 相手への執着心から、進むべき方向を見失いはじめ。 愛情、愛情の袋小路。この不安定な状態をどうにかしたい! そんな思いからのプロポーズの決意だったのでしょうか。 現在は「棒の10」。ストレスと重圧に苦しんでいます。 思いを告げることへの不安というよりも、実生活からの過重でしょうか。重荷を抱えて腰まで泥につかりながらも、 なおふんばって堪えているのです。 ここでなんとしても愛の絆というやすらぎが欲しいところなんですね。 Aさんとしては、望む答えはあくまで「正義」によるもの。 誠実な心による公平な裁量を、嘘偽りのない正直な答えを聞きたいと願っています。 冷静で理知的な女教皇がじっと観察、Aさんを見守っています。 さて、タロットは未来に「剣の9」を据えました。 不吉な予感。交渉決裂。がっくりとうなだれた人物に失望が満ちています。 対応策として、「聖杯の7」が(もう一度よく考えてごらん。欲求の大きさ、願望の大きさ、目的などをもう一度よく絞って慎重に選択しよう) と言っています。プロポーズするかしないか?もう少し考えてみる余地はありそうです。ことを急ぐ必要はありません。 今のままでは最終的には、「悪魔」に魂を奪われてしまうかもしれません。 鎖に繋がれた男と女、相手への思いに縛られてがんじがらめ。 どろどろの状態に。心身ともに痛手を負いそうです。 どうやら問題は決意のお相手、Bさんの側にある様子。 BさんのAさんに対する心理状態を占ってみました。 あの人の気持ちが知りたいとき…ケルト十字はよく答えてくれます。 過去、「棒のクィーン」が静かな水辺にたっています。 穏やかな愛情。ゆとりのある生活。 Bさんは確かにAさんと過ごすことで安らぎを得ていました。 そんなBさん自身は、今「剣のページの逆位置」です。 詐欺、背信、偽り、誤解、口論…。 Bさんを妨げているのは、棒の7。解釈が難しいです。 BさんはこのAさんについて、聖杯の9と見ています。 Aさんは、肉体的な充足や生の喜び、また、性愛の対象として、Bさんがすこやかに過ごすために必要な人のようです。 Aさんに幸せをもらっています。 Bさんの潜在意識は「棒の10」(ストレス、重圧) Bさんのぽろっとこぼれた心の本音。 「金貨の2の逆位置」 二つの金貨を両手に玩具として遊んでいる無邪気な少年。 その少年がひっくりかえっています。 悪意はないものの、その愛情はあくまで表面的な軽いものでした。 環境は「聖杯の3の逆位置」 三人の人物がカップを掲げています。ひっくりかえってすべて杯の水は流れ落ちてゆきます。 意味するところは、早産、不調和。 さて、ここで一つの仮説をたててみました。充足と幸福を感じているはずのBさんが、なぜ潜在的にはAさんに重圧を感じているのか? 未来は「棒の5」。 生存競争 困難に耐える ライバル多し 発展途上 上昇志向 決意を示す 三角関係 敵の出現 ここまでで過去、障害、未来の一列に棒が並びました。 穏やかだった一つの愛が、数が増え裁ききれているうちはよかったものの、そのうちそれぞれが喧嘩を始めました。 BさんにはAさん以外にも一人、もしくは複数人愛情を注ぐ相手がいるのかもしれません。 一方で満ち足りた気分を味わいながらも、一方では注がれる愛情に罪悪感を感じているのかもしれません。 Bさんの愛は、Aさんが注いでくれるほど、深く誠のあるものではなかったから。 愛情は確かにあるのだけど、BさんにとってAさんは本命ではない、というとり方もできるかもしれません。 問題の今後、または対応には、聖杯の10が。 平和 幸せな家庭 やすらぎ 幸福の時 満ち足りた愛 家族の絆。 ン?ちょっと気になるカード…。 プロポーズを、受けるのかな…? 表示されたカードを集約した上での結末。 「節制の逆位置」 調整不足 衝突あり 機会を逃す 不和 不手際 分解する 可能性の消失 愛情の行き違い 不健康 Bさんには少し心と愛情が向かう方向の整理をする時間が必要なのかもしれません。
by a_lazy
| 2005-08-02 21:57
| ケルト十字
|
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||